足立区の管理ビルにて全館停電のトラブルが発生しました。
深夜営業のテナントが多く入っている商業ビルでの停電です。
急ぎ現場に到着すると、深夜にもかかわらず人々が建物前や共用部にあふれ、大変混乱した状況でした。
管理会社は停電の原因を解明し、早期に停電からの回復が求められます。
この建物は6600Vという高圧の電気契約をしていて、建物には一般機器向けの100/200Vに変圧するための高圧受変電設備を設置しています。
それら設備の保安管理の専門技術者(電気主任技術者)と共に受変電設備を点検すると、LBS(高圧気中負荷開閉器)というブレーカーが開放状態になっていることが判明しました。
受変電設備の内部を点検すると(通常は6600Vの電圧がかかっているので、普段は入れない場所です)、床面にネズミが横たわっており、恐らく受変電設備内部に侵入後に電線に接触して、ブレーカーが落ちて停電したような状況でした。
電気系統の各所で漏電がないか、設備の故障がないか確認試験を行い、安全が確認されたので送電開始 。
無事に建物の電気供給が復旧し、深夜作業は終了しました。
今回は原因がすぐに判明したため、復旧までスムーズな対応となりました。
電気設備室内は暖かいため、冬場に換気口などから小動物(ネズミやヘビなど)が侵入するケースが稀に発生します。
今回は安全装置が作動したため全館停電という事でしたが、電線に接触することで発火・火災の発生もありえます。
ネズミ駆除や害虫防除も安全なビル経営には大変重要な役割がございます。
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