漏水の原因は排水管にあり|劣化によるトラブル事例【後編】(東京都大田区)

💡 この記事は【前編】「漏水の原因は排水管にあり|劣化によるトラブル事例(東京都大田区)」の続きです。
小さな床の染みから始まった排水トラブル。原因特定までの経緯は、こちらの前編をご覧ください。


原因が判明した後、いよいよ本格的な修繕工事へ。
今回のポイントは、構造上の理由で竪管も含めて配管全体を改修する必要があったことです。

竪管は床面で切断するしかない状況で、通常必要な“余長”が確保できませんでした。
そのため、下階の壁を開口して配管下部を処理し、2フロアにまたがる工事を実施することになりました。

まずは上階の壁面を開口して作業スペースを確保し、配管が貫通する床のモルタルを斫ります。

次に下階の壁面を開口し、竪管を切断・撤去。

その後、各所の配管を慎重に更新していきました。

配管完了後は通水テストを実施し、正常な排水と漏れがないことを確認。
また、配管が床を貫通する部分にはモルタルを充填し、隙間が生じないよう丁寧に処理しました。
これは建築基準法上も重要な工程であり、防火・防音・気密性の観点からも欠かせません。

最後に、開口した壁や床を復旧し、工事は無事完了となりました。

今回のケースでは、目に見えない排水管の接続部の不具合が原因でした。
早期に発見・対応できたことで、階下への被害や二次災害を未然に防ぐことができたのは大きな成果です。

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