今回は散水試験のレポートです。
散水試験とは
雨水の侵入が疑われる箇所に水を撒き、雨漏りを再現することで浸入経路を特定する方法です。これにより、適切な補修方法を導き出し、間違った処置を避けることができます。
ご依頼の背景
お客様から「雨漏りしているかもしれないので調査をお願いしたい」というご依頼をいただきました。賃貸物件として貸し出す予定があるため、入居後のトラブルを避けたいとのことでした。
現地調査の開始
現地を訪問し、まず状況の確認を行いました。雨漏りらしきシミがあり、これが雨漏りの原因ではないかとの疑いがありました。早速、調査を開始しました。
調査の手順
- 点検口の取り付け
- 天井内の確認ができないため、シミがある場所の真上に点検口を取り付けました。
- 天井内の確認ができないため、シミがある場所の真上に点検口を取り付けました。
- 散水試験の実施
- シミがある場所を測定し、屋上にマーキングをして散水を開始しました。
- 2時間程度の散水を行い、その後も2時間程度かけて経過を観察しました。
- シミがある場所を測定し、屋上にマーキングをして散水を開始しました。
結果と考察
散水試験の結果、幸いにも漏水の確認は認められませんでした。また、天井内周辺にも過去の漏水跡などは見受けられませんでした。これにより、現状では雨漏りの心配はないと判定し、お客様にご報告いたしました。
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